瓦の新しい防災性を追求して、従来の和瓦が持つ機能性を活かしつつ、重なり部分や水返し面などの構造を抜本的に再設計した新防災瓦「EKK-PLUS53A」、葺き上がりの姿は従来通りに、見えない所に新しい機能をプラスした防災を最優先する瓦の進化形です。
重なり部分全体に高い水返し
EKK-PLUS53Aでは、瓦全体の防水構造を再設計することにより、重なり部分全体に高い水返しを設け、従来品の2倍程度まで高くしました。特に一番水の集まる谷芯の水返しは約8mmの高さを実現し、緩勾配時の防水性についても配慮した構造になっています。
強風に対する噴き合わせ構造
耐風などの強い風の場合、風が棟部を通過する際に起こる風圧差により、揚力が発生し、瓦が上方へ引っ張られる力が生まれます。EKK-PLUSはこの力に対抗する為、切り込み部にツメを設け、下側の瓦に引っ掛ける葺き合わせ構造を採用しています。
瓦は桟木と言われる支持材に、瓦裏のツメを引っ掛けて施工されます。EKK-PLUSは2本の安定バーと安定駒の3点接触で支持される独自の支持構造を持っています。
標準屋根勾配 |
4.0/10 |
4.5/10 |
5.0/10 |
5.5/10 |
6.0/10 |
その流れ長さ |
8m |
10m |
12m |
15m |
17m |
注)1.これは三州産JIS瓦を安心してお使い頂くための標準値です。
2.屋根勾配が4.0/10未満のときはご相談ください。
3.3平方メートル/坪
葺き上げ枚数53枚
葺き上げ重量146Kg